中城グスクの「ハンタ道」を散策

2012年02月24日/ 豊見城グスク

ご訪問、ありがとうございます。

昨日は、中城グスクと歴史の道「ハンタ道」の散策に出掛けました。

中城村(教育委員会?)の企画のようで、参加者は70~80人はいたと思います。

所々に拝所や石橋などがあり、歴史マニアにはうってつけのコースかと。

さすが世界遺産となっているだけあって、このハンタ道は遊歩道や手すりなどがしっかりと整備されていました。

同じように、豊見城には「真珠道(まだまみち)」がある訳ですから、首里城から続く歴史の道として観光名所になりえるはずです。

南斎場と関連道路の建設計画では、この真珠道があった場所かその付近に、幅約9.5メートルの車道を通そうというのですから、真珠道の復元に支障を来たす恐れが指摘されています。

(琉球新報2012年2月23日の論壇)
中城グスクの「ハンタ道」を散策

火葬場が必要な施設であるということに異論はありませんが、ここ(豊見城グスク)に造ってしまうのは反対です。

文化遺産の破壊に繋がりますし、自然破壊にもなります。将来の観光資源を壊すことにもなるでしょう。本当にやめてほしい。





さて、ハンタ道を踏破すると中城グスクに着きました。

ガイドさんの説明だと、戦火を免れたグスクは7割(?)ほど当時のままということで、立派な城壁に圧倒されました。

高地にあるので見晴らしもいいですし、太平洋も東シナ海も両方見れるのがすごい。海は太平洋しか見れないと思っていたので、ちょっと驚きでした。

豊見城グスクのほうは戦後、採石場となってしまい城壁などは殆ど残っていないのが残念です。

しかし、専門家のお話では「上の部分は持っていかれても、土の中の『根石』は残っているのではないか?」とのことなので、発掘調査を行えば城壁があった場所は分かるはずです。また、「豊見城の字史」にも城壁の推定図が描かれてます。

豊見城グスクは規模の大きいグスクでもあったので、復元できれば世界遺産になることも夢ではないでしょう。

まずは大事に保存しなくてはいけませんね。

中城グスクの「ハンタ道」を散策
(2年前、とよみ大橋から撮影)



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Posted by 瀬長修 at 22:14│Comments(0)
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