またしても…

2024年06月29日/ 米軍基地問題

すでにご存知の方も多いと思いますが、
米軍兵士による性犯罪が立て続けに発覚しました。



一つ目は昨年、2023年12月24日発生。
嘉手納基地所属の空軍兵士が、
16歳未満の少女を誘拐して性的暴行を加えた。



二つ目は今年、2024年5月26日発生。
在沖海兵隊の上等兵が、性的目的で女性を暴行(背後から首を締める)。
女性は抵抗して逃げたが2週間のけがを負う。



事件発生から公表まで、半年遅れや一ヶ月遅れとなっています。



しかも、マスコミが気が付かなかったら、
沖縄県に通達されず埋もれていたかも知れません。



一つ目の事件が大きく取り上げられていれば、
二つ目の事件は発生しなかった可能性もあります。



今年の6月16日には沖縄県議選が、6月23日には首相を招いた慰霊式典がありました。



他にも、辺野古の工事やエマニュエル駐日大使の予定などもあり、
これらのスケジュールを気にして政府が情報統制を行ったとしか思えません。



日本政府は米軍のためなら沖縄県民が犠牲になっても構わないと?



許し難いです。



更に、本日2024年6月28日、辺野古で使用する土砂を運搬するため、
名護市の安和桟橋を出入りするダンプカーが、
警備員の男性と、抗議活動中の女性をひきました。
警備員は死亡し、女性は骨折などのけがを負いました。



ツイッターでは抗議活動の女性を批判する意見もありました。



沖縄では辺野古反対の意思を、
選挙でも県民投票でも示しているのに、
政府は聞く耳を持たずに強行するから、
現場で抗議せざるを得ないのです。



工事を強行しなければ、抗議活動も行われないし、
警備員が亡くなる事もなかったでしょう。



そもそも「辺野古移設」というのは、
1995年に発生した少女暴行事件をきっかけに、
大田昌秀知事が米軍基地の土地の使用に関する「代理署名」を拒否し、
その解決策として「普天間基地返還」が出てきました。
しかし、返還の条件というのが「辺野古移設」だった訳です。



沖縄に造られた基地を返してもらうために、
沖縄の別の場所に基地を造ってから古い基地を返す、という。



こんなまやかしの負担軽減を企てるから、
反発が強くなるのも当然です。



今回の事故で警備員が死亡しましたが、
政府側は誰も責任を取ろうとしないでしょう。



「国防のためだ」などと言っている間に、
沖縄県民は次から次へと被害に遭ってしまいます。



辺野古に基地など造らず、
無条件で普天間を返還するべきです。






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Posted by 瀬長修 at 00:44│Comments(0)
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