書きにくい…

2010年07月24日/ エコドライブ

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書きにくい…
【10年ほど前に北谷町で撮影した防波堤の壁画です。(本文とは関係ありません。)】

エコドライブ(省エネ運転)のお話で、「エンジンブレーキ」について何度か記述していますが、少し複雑な面もあって、そこは「書きにくい」と感じています。

よく言われているのが、減速や停止のときに「早めにアクセルを放して、エンジンブレーキを使う(フューエルカット機能を使う。)」というものです。
(参照:「省エネ運転『エンジンブレーキの活用』」)

下り坂も同様に、エンジンブレーキを使えば燃料を消費せずに坂を降りられます。
坂の角度がきつければ、車は加速していき、エンジン回転数も上がってエンジン音はうるさくなりますが、燃料は消費しません。

とまあ、大体のWEBサイトではこのように語られます。

また、エンジンブレーキの効果は「約2%の燃費向上」と謳われていますが、計測方法に問題があります。
省エネルギーセンターの講習会に参加する機会があり、「エコドライブ推進部長」という肩書きを持つインストラクターさんに話を伺ってみたところ、「やっぱりそうだったのか」と思いました。

文章で説明するのは難しいのですが、省エネルギーセンターでは燃費の計測を4つのステージ(場面)に分けています。
1:発進、 2:巡航、 3:減速、 4:停止。 です。
分割した方が「比較できる」と考えての事でしょう。
しかし、そこには落とし穴がありました。
3:減速、の捉え方ですが、「停止からさかのぼって、アクセルを放したところ、その区間が『減速』です」との説明でした。

普通の運転方法で、赤信号の手前50メートルでブレーキを踏み始めれば、そこからが「減速」になります。
エコドライブで「早めのアクセルオフ」を行なう場合、赤信号の手前150メートルからアクセルを放せば、そこからが「減速」です。
進む距離は違うのに、消費した燃料だけを見て「2%の向上」と謳っている訳です。
出来ることなら、普通の運転方法のときに150メートル手前から「アクセルを踏んで消費している燃料」もカウントしてほしいところですが、その部分は「2:巡航」に組み込まれているとの説明でした。

これを考えると、「早めのアクセルオフ」は、10%以上の燃費向上があるのではないか、と思っています。なので、強くお勧めしたい技術なのです。

また、「ギアをニュートラルに入れるのはどうか」ということも、次の機会に書いてみようと思います。



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Posted by 瀬長修 at 14:37│Comments(0)
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