エコドライブは燃費チェックから。

2011年08月28日/ 燃費チェック

ご無沙汰してます。

昨日は、那覇市エコライフサポーターの活動として、座学のみのエコドライブ講座を行ってきました。

実車を使っての講習会ではなかったからか、参加者は少なめです。



講座を行ってちょっと気になったのが、普段から燃費を計っている人がいなかったことです。

しかし、講座が終わったあとの雑談で、「あーすると燃費が悪い」「こーしたほうが燃費が良い」という話が飛びかっていました。燃費を計ってもいないのに…。

話の内容が的を射ているものもあれば、微妙なものもありました。

「坂を登ると燃費が悪い」
 → まあ、それはその通り。

「だから平坦な道を使う(遠回りをする)」
 → 微妙です。燃費がよくても距離が伸びすぎたら、かえって多くの燃料を使うこともある。



まずは、「満タン法」でいいから、燃費データはちゃんと取っていたほうがいいですね。

私の車(ホンダ・フィット)には、標準で燃費計が装備されているので、通勤時の燃費、帰宅時の燃費、という具合に、毎回毎回燃費を調べています。

この燃費データを使って、「同一ルートの燃費」がどうなっているかを調べて、今回の講座でも発表しました。

同じ人が、同じ車で、同じ時間帯に、同じルートを、同じような運転方法で、燃費を調べた訳ですが、それでも同じ燃費になる訳ではありません。


下図は同一ルートの燃費データ。
エコドライブは燃費チェックから。
(クリックすると拡大します。)

自宅から職場までの7.7kmのルートです。
図の上部の「青い折れ線」は、所要時間です。
下部の「ピンクの折れ線」は、燃費です。

ざっと眺めて気付いたと思いますが、所要時間が短ければ燃費は良くなり、逆は悪くなる傾向があります。(他の要因もあるので必ず当てはまるわけではありません。)

満タン給油時から計測し、14番目はEゲージランプが点灯している状況です。そのあと2回目の満タン給油を行って、15番目は満タンの状態で走っています。(縦線を入れてます。)

燃料タンクが空っぽに近い状態であっても、燃費が良くなったようには見えません。

そもそも車自体が1トンぐらいありますので、燃料の重さ程度では燃費に大きな影響を及ぼすことはありません。

「不要な荷物」というのは車から降ろしておいた方がいいですが、燃料については走るために必要なので、給油は毎回満タンにして、満タン法で燃費を計るのがオススメです。

エコドライブ(エコ運転)を始める前に、まずは「燃費チェック」を行いましょう。

ダイエットも同じですよね。

実施する前と後で体重計に乗って「やせた(太った)」を調べなければ、なんのためにダイエットをするのか、意味がなくなってしまいます。




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Posted by 瀬長修 at 20:56│Comments(1)
この記事へのコメント
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Posted by 瀬長修瀬長修 at 2023年05月22日 08:52
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