那覇空港の滑走路は2本ないとダメなのか

2010年09月30日/ 生物多様性

ご訪問、ありがとうございます。

沖縄県は件の施策として、「観光客一千万人」を目標にしているようです。

そのため、那覇空港の滑走路をもう一本増やすために、瀬長島の北側の大嶺海岸を埋め立てようとしています。

観光客が沖縄を訪れるのは、「豊かな自然」に触れ合う目的も多いのではないでしょうか。

しかし、県内のあちらこちらで、海の埋め立てや、その他の開発工事などが盛んに行なわれています。

お目当ての「豊かな自然」が減少していることに気が付いた観光客は、そのうち来なくなるかも知れません。

近々、豊見城市の市長選挙が行なわれますが、3候補とも滑走路拡張工事には賛成のようで、選挙の争点にはなっていません。(悲)

埋め立てようとしている大嶺海岸には、たくさんの生きものが生息していることを、写真家の有光智彦さんが伝えています。

とんとんみー通信

人類の「文明の利器」では、自然環境を簡単に破壊することが出来ますが、その「文明の利器」を使っても元通りに復元するのは不可能です。

このことをもっと多くの人に伝えたい。



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Posted by 瀬長修 at 22:41│Comments(4)
この記事へのコメント
同感。
有光さんの記事と写真は素晴らしい。
一度、那覇の生物多様性の写真展でお会いして、とても素晴らしい方だと思いました。出会いに感謝です。

琉球新報は取り寄せているんだけど、辺野古や普天間の記事に比べ環境破壊のことがあまり詳しく書かれてないような感じです。
泡瀬のことや大嶺海岸、浦添の海のことなど。現在どうなっているのか知りたいんだけど、なかなか継続した記事が見つからない。

基地のことと同じように大切なことだと思うんだけど。
Posted by おきなべ at 2010年10月03日 20:35
おきなべ 様

コメント、ありがとうございます。
お返事が遅れましてすみません。
有光さんは、なは女性センター主催の「生物多様性」の講演会でお会いしました。
生きものや自然などに対して「畏敬の念」を強く持ってらっしゃる方で、「今の時代に必要な人物」ではないかと思っています。

私が取っている地元紙は、沖縄タイムスです。
琉球新報と内容は似ていると思います。泡瀬、大嶺海岸、浦添の埋め立てなどは、たまに記事になる程度です。

基地問題とは切り離せない部分ありますね。
基地、埋め立て、沖縄振興、雇用対策、不景気、その他諸々の問題が複雑に絡み合っている感じです。
しかし、実は思い切った政策で、これらの殆どがいっぺんに改善できるのではないか、とも期待しています。

アメリカ政府に「基地NO」を突き付け、米軍は段階的に本国に帰ってもらい、基地の跡地は沖縄県の産業振興などに有効活用する。
たったこれだけだと思うのですが…。
「言うは易く行なうは難し」なのでしょうね。
Posted by アナログアナログ at 2010年10月04日 20:47
他の地域なら、「飛行機なんて贅沢じゃ。新幹線に乗っとれ」 と言いたいトコロですが、
沖縄だとそうも言ってられない様な...
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%82%A3%E8%A6%87%E7%A9%BA%E6%B8%AF

大嶺海岸を埋め立てないで、那覇空港の機能も拡張する、 という手段として、
空自那覇基地に、どこか他所の『保護価値の低い地域』にお移り戴いて、空いた土地を空港に充てる。
というのは可能でしょうか?

エコ的には埋立反対ですが、これは難しいです。
Posted by 平山 滋 at 2010年10月04日 21:12
平山 様

コメント、ありがとうございます。
>空自那覇基地を移転して、空いた場所に空港を充てる。
なかなか、いいアイディアですね。
しかし、自衛隊基地は那覇空港の滑走路と民間住宅地との間にありますので、基地の存在が周辺地域の「騒音負担」を軽減しているように思います。
自衛隊基地跡に滑走路を造るとすると、周辺住民は反発しそうです。

沖縄大学の桜井学長は「観光(観光客)の量を増やすのではなく、質を高めるべきだ」と述べていて、全くその通りだとおもいます。

沖縄経済を良くするために、観光客をもっと増やそう、だから滑走路を増やそう、という発想を切り替えて、「質の良いサービス」などで付加価値を上げて、従来の観光客数でも成り立つような仕組みに変えていくほうが良いと思います。
これも「言うは易く行なうは難し」ですかねぇ…。
Posted by アナログアナログ at 2010年10月05日 10:39
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