生物多様性④

2010年07月15日/ 生物多様性

ご訪問いただき、ありがとうございます。

前回は、干潟や藻場の埋め立て問題に触れました。

今回もよく知られている問題で、一時期はよくメディアに取り上げられていました。

「赤土汚染」です。

本土復帰以降に推し進められた開発(農業整備事業、道路建設、空港建設など)により、山林が伐採され土地表面が露出し、降雨の際に赤土が海に流れ出します。

以前、テレビ番組で見たときの記憶ですが、降雨後もしばらく濁った状態が続き、透明度が落ちるのでサンゴなどは光合成が出来なくなるそうです。

赤土が沈降してもサンゴの表面に付着した場合は、やはりダメージを与えてしまいます。

資料のほうには今年の5月に撮影した写真も紹介していました。
真っ赤に染まった川(排水溝?)など数点。

最近、メディアは赤土問題を取り上げていないように思います。
私は、3年ほど前に北部に出かけましたが、58号線を走っているときに、久しぶりに「赤土」をナマで見ました。
正直にいうと、メディアが取り上げなくなってきてからだいぶ経つので、「もう問題はほとんど解消できてきたのだろう」と思っていました。
実際に赤土を見て「あれ?なんで?」という気持ちでした。
「メディアが扱わない→解決したから」というのは自分勝手な都合のいい解釈でしかなかったわけです。実際にナマで赤土を見て考えを改めさせられた次第です。

資料にも「これは未解決の問題です。」とありました。まさしくその通りです。



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Posted by 瀬長修 at 11:51│Comments(0)
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