意外かもしれませんが「課税事業者の経営者」からのコメントもあります。(インボイス緊急意識調査)

2023年11月24日/ その他

ハイサイ。ご訪問、ありがとうございます。


インボイス意識調査結果報告
インボイス緊急意識調査の結果報告記者会見。



短期間で約3000件ものご意見が寄せられたそうです。



インボイスが始まる前は、個人事業主やフリーランスといった
「免税事業者」だけの問題のように扱われた感がありますが、
実際は課税事業者にも負担がのしかかっているのが現状です。



課税事業者の経営者という立場からの
コメントを紹介します。




請求書の雛形変更。インボイス番号がある、ないの確認。記載が無い場合も、申請中の可能性があり、発行企業に問い合わせをする作業。経過措置判別の取引仕訳処理による経理業務の作業負担の増加。制度理解のための研修参加などの時間の浪費。経過措置に対応した値段交渉やすり合わせ……インボイスを原因としたブルシット・ジョブがあらゆる事業者の間で発生しています。

インボイス制度は免税事業者やフリーランスの問題として捉えられがちですが、それは大きな間違いです。

例えば、従業員が10人以下の零細企業の多くは経理業務を記帳代行として顧問税理士に委託している場合が多く、税理士事務所への事務負担が増加しており、値上げをしたり・値上げを検討している会計事務所が約半分の45%程という報告もあり、依頼をする事業者の経済的な負担増が起こっています。
また、零細企業は人やカネのリソースは慢性的に足りていない会社がほとんどで、一人が様々な業務を兼務している場合が多いことから、生産性のない確認作業が加わることで、インボイス対応に割かれる時間搾取によって本業への経済活動に影響が出ています。

中規模の中小企業では、インボイス番号をOCR機能で読み取るような設備への投資やシステム導入の費用負担増、経理部門を増員するなどの追加費用負担が発生しています。経理オペレーションをゼロベースで見直す企業も出てきており、そこでもおカネと時間のコスト増加が問題となっています。

課税事業者にとって大きな懸案事項がもう一つあります。それは経理部門の残業が大幅に増え、負担増を理由に経理部門から退職者が出ていることです。経理部門は、会社の重要部門であり、外部への委託には神経を使うことから、人員の確保には時間とコストがかかります。経理は誰にでもできる業務ではなく、そもそも慢性的な人員不足であるため、退職者が出ることで会社運営に混乱が生じています。

インボイス制度に対して改めて感じることは、誰も得しない制度であるということ。
時限的に設けられた経過措置は複雑すぎであり、そもそも制度自体が複雑すぎであり、明らかに税の三大原則の『簡素』から逸脱しています。

政府は中小企業を淘汰したいのでしょうか?
中小企業をいじめたいのでしょうか?
そういうふうに疑わざるを得ない制度であるとつくづく思います。
消費税負担と社会保険負担とともに中小企業の成長の足かせとなるインボイス制度に反対します。




以上。
引用元はこちらです。 ↓
https://twitter.com/STOPINVOICE/status/1723903271809741290



記者会見で発表されたコメントを3回に分けて紹介しましたが、
約3千件のほんの一部でしかありません。


(一回目)農家さんの声↓
https://analogblog.ti-da.net/e12625966.html

(二回目)飲食店さんの声↓
https://analogblog.ti-da.net/e12628914.html



全国規模で見れば、似たような苦しみを
味わっている方々がたくさんいると思います。



紹介された3件よりも、もっと深刻なコメントもありました。



それはYouTubeで見たのですが、
まだ文字起こしされていないようです。
近いうちに紹介できればと思います。



インボイス制度は真綿で首を締められるように、
少しずつダメージが蓄積されていきます。



傷が浅いうちにこんな制度は廃止にした方が良いです。



インボイス制度反対!




タグ :インボイス

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Posted by 瀬長修 at 22:38│Comments(0)
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