ちょっとお得な使い方…モノレール通勤でCO2削減

2010年08月12日/ モノレール

ご訪問ありがとうございます。

毎月、1日と20日は「ノーマイカーデー」ということで、客先に行く予定がなければモノレール通勤しています。
今日は11日なのでノーマイカーには該当しませんが、モノレール通勤にしました。
那覇市役所の銘刈庁舎で打ち合わせがあったためです。
新都心の場合は、渋滞にはまってしまう車を使うよりも、モノレールのほうが便利だと感じています。

モノレールはちょっとした工夫でお得な使い方があります。
(実は、モノレールをよく使うようになってから、1年後ぐらいになってはじめて知りました…。)

ご存知の方も多いとは思いますが、それは「一日乗車券」のことです。600円で一日乗り放題の券です。

普通に自宅と職場を往復する場合は、奥武山駅(自宅から一番近い駅)から首里駅まで、片道290円、往復580円です。
2回だけの乗車であれば、普通に切符を買ったほうが良いです。

今日のように銘刈庁舎に出かける場合は、2パターンあって下記の通りです。カッコ内は運賃です。

奥武山駅
 ↓(290)
首里駅
 ↓(200)
古島駅 ──┐(直帰する場合は、おもろまち駅から乗車)
 ↓(200)  ↓(260)
首里駅    ↓
 ↓(290)  ↓
奥武山駅  ←

4回乗車なら合計980円、直帰する場合の3回乗車なら合計750円になります。
どちらの場合でも一日乗車券を使うとおトクです。

話は変わって、今日はモノレールに乗っていい体験をしました。
体験といえば巷では「体験を売る、エクスペリエンス・マーケティング(エクスマ)」なるものが流行っている(?)ようですが…、藤村さんの講演会には参加していません (^^;)

↓私のお話は無料ですので、どうぞ読んでいってください。

今朝は、奥武山駅で乗車しました。
相変わらず車内は込み合っています。
シートに座れない人は多いのですが、立っている人はドア付近に立つことが多いです。次の駅で降りるのであれば、それでも構わないのですが…。
私は終点の首里駅まで行くので、車内の中央付近まで行ってそこで立っていました。


シートに座ることが出来たのは旭町駅か県庁前駅ですが、多分、県庁前駅です。(降車する人が多いので。)

座ってから次の駅では、4歳~6歳ぐらいの子供達がぞろぞろと7~8人乗車してきました。保母さんも一人同行しています。

電車が発車すると、子供達はみな揺られてふらつきました。
誰も倒れることはなく、揺れても楽しいと思ったのか、みな笑顔でした。乗車するのも初めてだったかも知れません。
何人かの大人も、それを見て終始笑顔でした。



でも、子供達がふらついていたのは、車内が満席状態でシートに座ることができず、吊り革をつかむ事ができなかったからです。
毎回揺れに耐えられるとは限らないし、一人が転倒すれば将棋倒しになるかも知れません。電車が急ブレーキを掛けることもあるかも知れません。

実は、東京にいたときに「電車の急ブレーキ」を体験しています。
転倒も怪我もなかったのですが、めちゃくちゃ恐怖です。心臓がバクバクするぐらいの恐怖を味わいました。
その経験があるので、吊り革につかまっていない状態は、見ているだけで心配です。

さて、どうしたものか。

取り敢えず、いま自分に出来ることを考えると、自分は吊り革につかまる事が出来るのだから、自分の席を譲ろう、と思うのです。
しかし、子供は7~8人です。
私が席を立っても、子供一人しか座れません。

それでも自分に出来ることは、やはり「一人分でも席を譲る」ことぐらいしか思い浮かばなかったので、次の駅で止まったときに立ち上がり、その子たちに「危ないから座って」と声を掛けました。

それを見て保母さんは、別の子に「○○ちゃん、ありがとうと言って、座って」と、まずは年下の子を座らせたようです。私が声を掛けた子は年上の子だったようです。

そしたら、私の隣に座っていた大人二人が、同じように席を立って子供たちに譲ってくれました。

「やって良かった」と思いました。

3つ席が空いて5人だったか6人だったか、ぎゅうぎゅうに詰めて座っていました。
あとの2人は、保母さんにつかまって立っていましたが、さっきの状態よりずっとましです。

そして、彼らはお礼しながらおもろまち駅で降車しました。


そのあと、私は首里駅まで本を読んでいましたが、降車した後で引っ掛かることがあったので考えることになりました。


1つ目は、子供達が全員座れていない状況でしたが、向かい側のシートに座っていた大人は、誰一人動かなかったことです。
それらの方々の行動パターンは、「優先席以外の席が空いていれば座り、一度座れば降車するまで座る」という感じでしょうか。
もしくは、「お年寄りが目の前に立っていたら、優先席ではなくても譲る」でしょうか。
それとも、「お年寄りに『あけて欲しい』と言われたときだけ譲る」でしょうか。

小さいお子さんは、吊り革につかまることが出来ません。
席を譲る行為は、お年寄りにだけ必要ということではないはずです。
…ですが、今回のように相手が幼児であると「譲るべきかどうか」という思考には至らないようです。
確かに、振り返って考えてみると、「お年寄りに席を譲りましょう」ということは学校などでも教わった記憶があります。病人、けが人、障害者、妊婦さんもその対象に入っていた気がします。
しかし、「小さいお子さんに席を譲りましょう」というのは教わった記憶がありません。
こういうことを教わっていたなら、みんな積極的に席を譲ったかも知れません。


2つ目は、引率していた保母さんは、子供達が座れない状況でも誰にも何も言わなかったことです。
「席を譲って欲しい」とはなかなか言い出しにくいのでしょう。
言って邪険にされたり、トラブルに発展させたくないのは理解できます。

ここで、保母さんに対して「頑張って言うべき」と思ってしまいがちですが、私としては「言い出せない雰囲気」に問題があると思います。
子供達の安全を考えてのことなので、堂々と「席を譲って欲しい」と言ってはいけないのでしょうか。そんな雰囲気が漂っている気がします。
はたまた、保母さんは電車内で吊り革につかまらないという危険性を認識していなかっただけでしょうか。
どちらの場合もよろしくないと感じました。



と、まあ長くなりましたが、今日(昨日)私が体験したことは以上です。
この体験のおかげで、これからは小さいお子さんを見かけたときでも席を譲ろう、と思うことが出来ました。
いい体験をすることが出来た一日になりました。感謝!


タグ :モノレール


Posted by 瀬長修 at 01:26│Comments(2)
この記事へのコメント
こんにちは。

誰もが,いつも見たこと,感じたことに疑問符をつけて思考する習慣があれば,危険を予知したり機転を利かせることができるかもしれません。
私も小学生の時に道徳という教育を受けた世代です。

お年寄りには席を譲りましょうというのは誰もが承知しているのでしょうが,
なんだか模範人間を演出するようではずかしいというような気持ちを
持っていると思います。
ほんとうは,ごとあたりまえのこととして平然と声を掛けられるような雰囲気の社会があればいいのですが。

でも,一人が少しの勇気を出して発言すれば,必ず周囲に波紋を
広げることができます。そのようにして少しずつでも成熟した社会に
なっていけばいいなあと思います。
Posted by 有光智彦有光智彦 at 2010年08月13日 10:41
有光智彦 様

コメントありがとうございます!

私の世代(現在37歳)も小学校のころに「道徳」という授業がありましたが、今は道徳の授業はなくなってしまったのでしょうか。

「模範人間」を拒む人は確かにいますね。それを目指すのはみんな偽善者だ、と決め付けているかのような。

本当に「ほんの少しの勇気」があれば、社会も良い方向に変わってゆくと思います。
Posted by アナログアナログ at 2010年08月13日 23:49
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