「令和のコザ暴動」で、まだ残っている事件。

2022年12月22日/ その他

ハイサイ。ご訪問、ありがとうございます。



何度も似たような事を書いていますが、
高校生失明事件に端を発した「令和のコザ暴動」ですが、
流れをまとめるとこんな感じでしょうか。



事件前日
暴走族がのぼりをパトカーにぶつける事案があり、沖縄警察署は暴走族警戒でピリピリしていた。



事件当日(真夜中)
署は警棒を伸ばした状態でのパトロールを指示する。
バイク暴走の通報を受けて、現場に警察官が向かう。
暗がりの細い通路を走っていたバイクの高校生と、
徒歩警らをしていた当該警察官が出くわし、
「職質のためにバイクを止めようとして接触した(警察官)」
「いきなり警察官が現れて棒のようなもので殴られた(高校生)」
という事案が発生し、その結果、高校生は右目を失明する。
高校生の友人らは、事故現場にて「あるじゅんにすぐられた」という
高校生のメッセージを元に、警察側に訴える。
高校生は自ら119番通報を行っており、その際は「自損事故」と言って救急車を呼んでいる。
自損と言った理由は、「警察に殴られたと言ったら信用されないと思ったから」。



事件当日の夕方
テレビニュースで、高校生と警察官が接触して、高校生は職質から逃走し、
その後自損事故で右目を失明した、と報道される。
これを見た高校生の家族や友人らが警察署に出向いて抗議するが、
取り合ってもらえず、隠蔽されそうだと危機感を抱く。
これらの情報がSNS等で拡散し、沖縄警察署に最大400人の若者が集まり
「事件を隠蔽するな」と、投石などで署を襲撃した。



事件後
9か月に及ぶ捜査の結果、当該警察官は特別公務員暴行陵虐罪で書類送検される。
その一か月後、投石などを行った少年ら7人が書類送検される。



今回の事件は、当該警察官が「警棒で殴った」又は「不適切な職務執行だった」
という事件と、警察署を襲撃した「暴力行為等処罰法違反」という事件がありますが、
この2つだけではありません。



事件当日、警察側が得ていた情報は、
・高校生と警察官が接触した。
・高校生は失明した。
・119番通報は「自損事故」だった。
・現場に駆け付けた高校生の友人の証言では「警官に殴られた」。
などです。
警察は「自損事故の通報」や、「深夜徘徊するような高校生」、
などに着目したのか、「隠蔽できる!」と考えたのかも知れません。



「単独自損事故」での報道を決定した(許可した、又は、決裁した)人が当然います。
これは犯人隠避につながる行為です。
この「隠蔽事件」がまだ表に出てきていないのです。



前任の県警本部長が去った後に、
当該警察官が書類送検されるという不自然さもありますが、
「首謀者は○○」と決めつけずに、
隠蔽を謀った人を引きずり出してほしいです。



隠蔽しようとしなければ、コザ暴動も起きませんでした。



そして、コザ暴動が起きなければ、警棒殴打事件が隠蔽されていました。





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Posted by 瀬長修 at 00:32│Comments(0)
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